停電・電源確保

停電時の必要なもの|1万円台で揃う優先順位リスト30品

停電時に必要なものを、一人暮らし・家族・高齢の親の3ケース別に整理。まず72時間を乗り切る優先10品を1万円台で揃える手順、季節別の落とし穴、公的機関の推奨量まで具体的にわかります。

停電時の必要なもの|1万円台で揃う優先順位リスト30品
まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
  1. 懐中電灯またはLEDランタン(両手が空くものを人数分)
  2. モバイルバッテリー(10,000mAh以上・充電済み)
  3. 飲料水と加熱不要の食品(3日分が目安)

結論:停電時に必要なものは何から揃えるべき?

最優先の10品(合計1万円台が目安)

優先品目目安価格選ぶポイント
1LEDランタン(1台)1,500〜3,000円明るさ200ルーメン以上・電池式
2懐中電灯(人数分)500〜1,500円/本手回し式より電池式が確実
3ヘッドライト(1個)1,000〜2,500円両手が空く。作業・トイレ時に必須級
4乾電池(単3・単4)500〜1,000円器具の電池規格を統一しておく
5モバイルバッテリー10,000mAh2,000〜4,000円スマホ約2回分。PSEマーク付きを選ぶ
6携帯ラジオ(乾電池式)1,500〜3,000円AM/FM両対応・ワイドFM対応
7飲料水2Lボトル1本150〜250円1人1日3L×3日=9Lが目安
8加熱不要の食品2,000〜3,000円缶詰・レトルト・栄養補助食品
9カセットコンロ+ボンベ3本3,000〜5,000円ボンベは1本で約60分が目安
10保冷剤・クーラーボックス1,000〜3,000円冷蔵庫の中身の延命に使う
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停電が起きた直後にやること(順番)

  1. 足元を確保する:スマホのライトでいいので、まず明かりをつける。
  2. 停電の範囲を確認する:近所の家や街灯が消えているかを窓から見る。自宅だけならブレーカーを確認します。
  3. 電力会社の停電情報を確認する:各電力会社は停電情報マップを公開しています。復旧見込みが出ることもあります。
  4. スマホの電池を節約する:画面を暗くし、不要なアプリを閉じます。
  5. 冷蔵庫を開けない:ドアを閉じたままなら、庫内は数時間持ちます。
  6. 使用中だった家電のスイッチを切る:通電再開時の火災(通電火災)を防ぎます。
注意

停電時は電気ストーブ・アイロン・ドライヤーなど発熱する家電のスイッチを必ず切り、可能ならプラグを抜いてください。復旧時に無人のまま通電し、周囲の可燃物に着火する通電火災の原因になるとされています。

なぜ停電は起きる?主な原因を深掘り

なぜ停電は起きる?主な原因を深掘り

台風・強風による停電

地震による停電

大雪・落雷・設備事故

補足

電力需給の逼迫による計画停電は、事前に地域とスケジュールが告知されます。突発的な停電とは性質が異なり、準備する時間があるのが大きな違いです。

停電の原因はどう見分ける?自宅だけか地域全体か

3ステップの見分け方

  1. 窓の外を見る:近隣の家や街灯も消えていれば地域停電。自宅だけ暗ければ宅内の問題です。
  2. 分電盤(ブレーカー)を確認する:アンペアブレーカーや漏電遮断器が落ちていれば、宅内が原因です。
  3. 電力会社の停電情報を確認する:スマホで各社の停電情報マップを開き、自宅の地域が該当するか見ます。

原因別の対処早見表

状況考えられる原因対処
自宅だけ・ブレーカー落ち使いすぎ・漏電家電を減らして復帰。何度も落ちるなら電気工事店へ
自宅だけ・ブレーカー正常引込線の断線など電力会社(送配電会社)に連絡
地域全体・強風や大雨設備の被害停電情報で復旧見込みを確認し待機
地域全体・地震直後発電/送電設備の停止断水・ガス停止も想定して行動
事前告知あり計画停電・工事事前に冷凍・充電・給水の準備
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注意

漏電遮断器(漏電ブレーカー)が繰り返し落ちる場合、漏電の可能性があるため自己判断で復帰を繰り返さないでください。感電や火災につながるおそれがあるとされています。電気工事店や電力会社への相談が安全です。

復旧見込みの調べ方

具体的な解決方法:分野別の必要なものリスト

明かり:1人1灯+部屋用の面光源

  • ヘッドライト:両手が空くため、作業や介助に最適です。1人1個が理想。
  • LEDランタン:食卓やリビングを照らします。200ルーメン以上あれば1部屋を十分に照らせます。
  • 懐中電灯:スポット照明。移動や点検に使います。

情報:ラジオとスマホの二本立て

  • 乾電池式ラジオ:AM/FM両対応、ワイドFM(FM補完放送)対応だと建物内でも入りやすくなります。
  • 手回し充電ラジオ:非常用の保険。ただし手回しでのスマホ充電は効率が悪く、数分回して数分の通話分程度です。主力にはしないでください。

電源:容量別の選び方

種類容量目安価格帯できること
モバイルバッテリー10,000mAh2,000〜4,000円スマホ約2回充電
大容量モバイルバッテリー20,000〜30,000mAh5,000〜9,000円スマホ4〜6回充電
ポータブル電源(小)200〜400Wh20,000〜40,000円スマホ多数回+LED照明数十時間
ポータブル電源(中)500〜1,000Wh50,000〜120,000円扇風機・小型冷蔵庫・CPAP等
カセットボンベ式発電機―80,000円〜屋外専用。長時間の電力確保
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注意

ガソリン式・カセットボンベ式の発電機は屋内・車庫・ベランダの締め切った空間で使用しないでください。一酸化炭素中毒による死亡事故が消費者庁からも繰り返し注意喚起されています。

水・食料:3日分、可能なら7日分

  • 飲料水:1人1日3L×日数。4人家族3日分なら36L(2Lボトル18本)。
  • 加熱不要食品:缶詰、レトルト(そのまま食べられるもの)、パックご飯、栄養補助食品、乾パン。
  • カセットコンロ:ボンベ1本で強火約60分が目安。3日分なら6〜9本あると安心です。

体温維持:季節で必要品が変わる

季節リスク必要なもの
夏熱中症・食品腐敗保冷剤、クーラーボックス、うちわ、冷却シート、電池式扇風機、経口補水液
冬低体温症・凍結カセットガスストーブ、使い捨てカイロ、アルミブランケット、寝袋、厚手の靴下
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衛生:断水を伴う場合の必需品

  • 携帯トイレ(1人1日5回×日数分が目安)
  • ウェットティッシュ、除菌シート
  • ポリ袋(45L)、新聞紙
  • 常備薬とお薬手帳のコピー

ケース別の対処:一人暮らし・子育て世帯・高齢の親

一人暮らし(賃貸・ワンルーム)

  • ヘッドライト1個+LEDランタン1台(懐中電灯は省略可)
  • モバイルバッテリー20,000mAh 1個(1台で数日分の情報確保)
  • 水9L(2Lボトル5本を押し入れに)
  • 加熱不要食品3日分+カセットコンロ
  • オートロックのマンションは、停電時に自動ドアが使えなくなる場合があるため、非常解錠方法を管理会社に確認しておく

乳幼児のいる家庭

  • 液体ミルク(加熱不要・常温で飲める)と使い捨て哺乳瓶
  • おむつ・おしりふきを通常の1.5倍
  • 電池式の小型扇風機(夏)/抱っこで温める前提の防寒具(冬)
  • 暗闇を怖がる子ども向けに、小型LEDライトを1人1個

離れて暮らす高齢の親

  1. 操作が単純な道具を選ぶ:スイッチが大きい、押すだけで点くLEDライト。
  2. 設置場所を決めて置いておく:枕元、玄関、トイレの3か所にライトを固定配置します。
  3. 電池を入れた状態で渡す:包装のまま置かれてしまうのを防ぎます。
  4. 医療機器の有無を確認する:在宅酸素や電動ベッドがあれば、事前に機器メーカーと主治医に停電時対応を相談します。
  5. 連絡手段を決めておく:災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を一緒に練習しておきます。
注意

在宅酸素療法や人工呼吸器を利用している場合、停電は生命に関わる事態になり得ます。機器メーカーの緊急連絡先、医療機関、電力会社への事前登録(医療機器使用者の登録制度がある地域があります)について、必ず主治医や機器提供事業者に確認してください。

ペットのいる家庭

  • ペットフード・水を3日分
  • ケージやキャリー(避難時にも使う)
  • 夏はペット用の冷却マット、冬は毛布

予防・再発防止のコツ:停電前にできる準備

台風接近など、予測できる停電への直前準備

  1. スマホ・モバイルバッテリー・ノートPCをすべて満充電にする
  2. 浴槽に水を張る(トイレ流し用。乳幼児のいる家庭は転落に注意)
  3. 冷凍庫の隙間に保冷剤やペットボトルの水を入れて凍らせる(保冷力が上がります)
  4. 現金を用意する(ATM・キャッシュレス決済が使えなくなるため。小銭を含め1万円程度)
  5. 車のガソリンを満タンにする(車内で充電・冷暖房の避難場所にもなります)
  6. 常備薬の残量を確認する

平時の維持管理(年2回でよい)

チェック項目頻度具体的な作業
乾電池の残量・液漏れ年2回器具から抜いて保管。使用推奨期限を確認
モバイルバッテリー3か月に1回充放電して劣化を防ぐ。膨らみがあれば廃棄
飲料水・食品の期限年2回ローリングストックで消費・補充
カセットボンベ年1回製造から約7年が使用期限の目安
ライトの点灯確認年2回全器具を実際に点けてみる
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通電火災を防ぐ「感震ブレーカー」

専門家・公的情報の見解

大規模災害発生時には、「1週間分」の食料の家庭備蓄が望ましいとされています。(内閣府 防災情報のページ/災害に対するご家庭での備え)

発信元内容活用の仕方
内閣府 防災情報のページ家庭備蓄の考え方、備蓄品リスト全体の方針決めに
農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」家族構成別の食品備蓄量食料の数量計算に
消防庁通電火災、住宅防火に関する注意喚起停電時・復旧時の安全確認に
消費者庁発電機の一酸化炭素中毒、モバイルバッテリー事故機器選定と使用時の注意に
各送配電会社の停電情報停電範囲・復旧見込み発生直後の状況把握に
東京都『東京防災』など自治体防災ブック地域事情に合わせた備え自治体特有のリスク把握に
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補足

農林水産省のストックガイドには、家族構成別の必要量を計算できる考え方が掲載されています。「何人×何日分」を紙に書き出すだけでも、備蓄の過不足がはっきりします。

やってはいけないNG対応

1. ろうそくを裸火のまま使う

2. 発電機・カセットコンロを室内で長時間使う

3. 冷蔵庫を何度も開ける

4. 復旧時にすべての家電を同時に通電する

5. 浸水した家電をそのまま使う

注意

停電復旧後に焦げた匂い・異音・変色がある家電は使用を中止してください。判断に迷う場合は使わず、メーカーや電気工事店に相談するのが安全です。

6. 「あるはず」で放置する

よくある質問

停電に備える予算はいくらぐらいが目安ですか?

停電は何日分の備蓄をすればよいですか?

モバイルバッテリーと手回し充電器、どちらを買うべきですか?

停電中、冷蔵庫の食品はどのくらい持ちますか?

オール電化の家は特別な備えが必要ですか?

まとめ

最終確認日:2026年8月22日

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