避難所 女性 必要なもの|届かない物と一人暮らし7日分の必要枚数
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避難所 女性 必要なもの|届かない物と一人暮らし7日分の必要枚数

まな先生解説
こころ質問
すい要点整理

避難所で女性に必要なものは何ですか?結論は「届かない3品目」から

防災グッズの女性の必需品は、備蓄率が低い順にそろえます

  • 生理用ナプキン(普通・長時間向けなど)
  • おりものシート
  • サニタリーショーツ
  • 防犯ブザー・ホイッスル
  • 中身が見えないゴミ袋
  • 女性用下着(各種サイズ)

全員共通の基本セットは、先にさっと済ませます

注意

ここで挙げた枚数や品目は一般的な目安です。持病や生理の重さ、家族構成によって必要量は変わります。持病がある方は、かかりつけの医師や薬剤師に薬の予備について相談してください。

主な原因を深掘り|なぜ女性用品だけ足りなくなるのですか?

主な原因を深掘り|なぜ女性用品だけ足りなくなるのですか?

原因1|備蓄を決める会議に女性が少ない

  • 生理用品:69.2% → 92.9%
  • 女性用下着:6.8% → 13.5%
  • 携帯トイレ:54.1% → 72.3%
  • 大人用紙おむつ:18.8% → 24.2%
  • 介護食:28.6% → 50.5%

原因2|「洗える前提」で品目が組まれてきた

原因3|「もらいに行きづらい」という現実

補足

数字はいずれも能登半島地震という1つの災害の記録です。地域差・災害の規模差は大きく、あなたの自治体がこの数字どおりとは限りません。次の章で、自分の避難先を調べる方法を紹介します。

原因別の見分け方|避難所に届く物と届かない物はどう判定する?

避難所で生理用品はもらえる? 備蓄85%・充足51%が実態です

12品目の「届く/届かない」判定表

品目自治体の常備備蓄率(女性委員ゼロ→10%以上)能登でのニーズ・充足自助必要度持参量の目安(3日/7日)
生理用ナプキン69.2%→92.9%女性のみニーズ42%/備蓄あり85%・充足51%10枚前後/1周期分 約34枚+夜用3枚
おりものシート公表値なし公表値なし6枚/14枚
サニタリーショーツ公表値なし公表値なし1〜2枚/2〜3枚
女性用下着(各種サイズ)6.8%→13.5%女性のみニーズ22%3枚/3枚+使い捨て7枚
使い捨て下着公表値なし(2025年8月に国のチェックシートへ追記)公表値なし3枚/7枚
中身が見えないゴミ袋公表値なし公表値なし5枚/11枚
防犯ブザー・ホイッスル公表値なし1か月以内に配布できた市町6%1個(常に身につける)
大人用紙おむつ18.8%→24.2%男女ともニーズ1位49%親の1日使用量×3日/×7日
尿取りパッド(女性用)公表値なし公表値なし紙おむつと同数以上
携帯トイレ54.1%→72.3%公表値なし15回分/35回分
パーティション66.9%→81.7%1か月以内に設置38%持参しない(大判ストールで代用)
段ボールベッド・簡易ベッド公表値なし(国の備蓄調査の公表対象)公表値なし持参しない(床冷え対策を用意)
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判定記号の読み方

  • ◎=自分で持つしかない品目。備蓄率が低いか、公表データそのものがなく、配布を前提にできないもの
  • △=届く見込みはあるが、量やタイミングが読めないもの
  • ○=避難所側で確保されやすく、個人で持ち運ぶ必要が薄いもの

具体的な解決方法|行く前の3分で持ち物が決まる5つの質問

  1. Q1:男女別の更衣室の記載はありますか? 無い・分からない場合は、目隠しポンチョ、前開きのトップス、車内での着替えを前提に追加します。(能登で1か月以内に男女別更衣室を設置できた市町は29%/内閣府男女共同参画局 2025年5月)
  2. Q2:女性専用の物干し場の記載はありますか? 無い・分からない場合は「下着を洗わない設計」に切り替えます。次章の計算式へ進んでください。(同12%)
  3. Q3:トイレの夜間照明と、女性トイレの位置は分かりますか? 不明なら小型ヘッドライト、ホイッスル、携帯トイレを足します。個室待ちと夜間の移動を減らすためです。(防犯ブザー・ホイッスルを配布できた市町は6%)
  4. Q4:同行者に高齢の親はいますか? いる場合は、尿取りパッド(女性用)・大人用紙おむつ・介護食を自助前提で上乗せします。(常備備蓄率は紙おむつ18.8〜24.2%、介護食28.6〜50.5%/内閣府男女共同参画局 2025年2月)
  5. Q5:在宅避難の可能性はありますか? ある場合は、物資の受け取り場所と時間を事前に確認します。(在宅避難者への男女共同参画の視点からの取組が「特にない」61%、「把握していない」17%/同2025年5月)

避難所での女性の着替えはどこで? 更衣室29%を前提にした3つの代替

  • 車内:自家用車があれば最も確実です。サンシェードやバスタオルで窓を覆います。
  • 目隠しポンチョ+前開きの服:かぶる服より、前が開く服のほうが着替えの時間が短くなります。大判ストールでも代用できます。
  • 時間帯を選ぶ:明るい時間帯に、家族や友人と一緒に動きます。夜間の単独行動は避けます。

どこを見れば調べられますか?

  1. 自治体サイトの避難所運営マニュアル・地域防災計画(更衣室や女性専用スペースの記載があるか)
  2. 内閣府男女共同参画局の避難所チェックシート(2020年)で、確認すべき項目を把握する
  3. 内閣府の「災害用物資・機材等の備蓄状況に関する調査結果」(2025年1月9日公表/2024年11月1日時点)で、都道府県別の備蓄数を見る
注意

記載が見つからないことと、設備がないことは同じではありません。分からないときは「無いかもしれない」側に寄せて備え、余裕があれば自治体の防災担当窓口に問い合わせてください。

防災備蓄の女性用下着は何枚必要? 洗えない7日間の計算式

  1. 使い捨て下着を使う場合=1枚/日 × 7日 = 7枚
  2. 布ショーツで回す場合=ショーツ3枚 + おりものシート2枚/日 × 7日 = 14枚穿き替えるのではなく、貼り替えて清潔を保つ運用です)
  • 多い日(2〜3日)=4時間ごとの交換で6枚/日 → 3日で18枚
  • 普通の日(4日)=4枚/日 → 16枚
  • 合計=1周期あたり約34枚。夜用は3枚を別枠で用意します
  • 交換回数の合計(ナプキン34枚+夜用3枚+下着7枚=44回)÷ 5(1袋に5枚目安)=9袋
  • 予備2枚を足して 11枚
  • 1人1日5回 × 7日 = 35回分
  • このうち最低3日分(15回分)を持ち出し袋へ、残りは自宅の備蓄に置きます

ケース別の対処|一人暮らし・高齢の親・在宅避難で変わるもの

一人暮らし・女性のみの世帯

注意

非開示の指定は、情報の扱いを整える手段であって、安全が確保されることを意味しません。DVやストーカーの被害を受けている方は、名簿に記入する時点で必ず申し出てください。同ガイドラインは、こうした事情を踏まえた個人情報管理の徹底を自治体に求めています。

高齢の親を連れて避難する

在宅避難・車中泊

予防・再発防止のコツ|備えを使える状態のまま保つ

  1. 年2回、日を決める:防災の日(9月1日)と年度替わりが分かりやすいタイミングです。
  2. 使いながら入れ替える:備蓄用を日常でも使い、買い足して補充します。古い物から消費すれば、期限切れが起きにくくなります。
  3. サイズを見直す:自分と家族の体格は変わります。特に高齢の親の紙おむつサイズと、子どもの下着サイズは年1回確認します。
補足

内閣府の世論調査(令和7年8月調査)では、衛生用品を3日分以上そなえている世帯は38.7%でした。点検のときは「量があるか」だけでなく、3日分に届いているか を基準に見てみてください。

専門家・公的情報の見解|国のガイドラインは何を求めていますか?

避難所の設備について国が示す数値目安

災害発生当初は避難者約50人当たり1基、避難が長期化する場合には約20人当たり1基を目安とし、原則として男性用・女性用を区別したうえで、女性用トイレは男性用の3倍を設置することが必要とされています。(要旨)

2025〜2026年の制度変更

  1. 改正災害対策基本法・改正災害救助法(2025年5月下旬成立、6〜7月に順次施行)。災害救助法の救助の種類に「福祉サービスの提供」が加わり、自治体の物資備蓄状況の公表や、被災者援護協力団体の登録制度が創設されました。
  2. 備蓄状況の全国公表(2025年1月9日公表/2024年11月1日時点)。都道府県別の一覧で、住民が自分の地域の備蓄数を確認できるようになりました。
  3. 防災庁設置法の成立(2026年7月)。定員352人(現在の内閣府防災部門は220人)で、2026年11月にも発足する予定です。基本方針には、備蓄強化などスフィア基準等を踏まえた避難生活環境の抜本改善、女性・高齢者・こども・障害者・外国人等の多様な視点を取り入れた支援の充実が明記されています。

やってはいけないNG対応|避難所の女性の防犯で逆効果になること

避難所での女性の防犯は「誰に何を伝えるか」から

そのほかのNG

  • 夜間に一人でトイレへ行く:携帯トイレと小型ライトを備え、移動そのものを減らします。トイレへは複数人で向かいます。
  • 買って満足する:サイズ・期限・置き場所を点検しない備蓄は、いざというとき使えません。
  • 配られる前提で枚数を減らす:生理用ナプキンですら、能登で充足していたのは51%でした。
  • 親の使用量を確認しないまま揃える:紙おむつとパッドはサイズと吸収量が合わないと使えません。
  • SNSの情報だけで判断する:備蓄状況や避難所の設備は、自治体の公式情報と国の公表資料で確かめます。
注意

危険を感じたときは、我慢せず避難所の運営者、自治体の相談窓口、警察に相談してください。夜間でも相談できる窓口があります。安全に関わる判断は、この記事の一般的な目安よりも、現場の状況と専門機関の助言を優先してください。

まとめ|今日できる3つのこと

よくある質問

防災グッズの女性の必需品は、最低限どこまでですか?

避難所で生理用品はもらえますか? 何日分を持てばよいですか?

避難所に女性用下着は届きますか?

避難所での着替えは、女性でもどこでできますか?

生理用ナプキンに使用期限はありますか?

  • 内閣府男女共同参画局「災害対応力を強化する女性の視点〜男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン」備蓄チェックシート(p.56/2025年8月25日に追記):https://www.gender.go.jp/policy/saigai/fukkou/pdf/guidelene_06.pdf
  • 内閣府男女共同参画局「避難所チェックシート」(ガイドライン便利帳 p.57-58/2020年):https://www.gender.go.jp/policy/saigai/fukkou/pdf/guidelene_07.pdf
  • 内閣府男女共同参画局「令和6年度 男女共同参画の視点からの能登半島地震対応状況調査 報告書」(2025年5月):https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/notohanto_r7_00.pdf
  • 内閣府男女共同参画局「防災・復興における男女共同参画の推進に関する内閣府の取組について」(2025年2月17日 資料3-1):https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/6th/shidai/pdf/03/3-1.pdf
  • 内閣府(防災担当)「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」(2024年12月改定):https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/2412hinanjo_toilet_guideline.pdf
  • 内閣府政策統括官(防災担当)「災害用物資・機材等の備蓄状況に関する調査結果」(2025年1月9日公表):https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/r7_0109.pdf
  • 内閣府「防災に関する世論調査(令和7年8月調査)」:https://survey.gov-online.go.jp/public_safety/202510/r07/r07-bousai/
  • 警察庁「令和7年におけるストーカー事案等への対応状況」:https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/stalker/R7_STDVRPCA_kouhou.pdf
  • 東日本大震災女性支援ネットワーク 調査報告書:https://www.japanplatform.org/data/media/pseah/data/resources/bouryokuchosa4.pdf
  • 大王製紙 エリエール公式サイト「生理用品について|よくあるご質問」:https://www.elleair.jp/faq?id=102

最終確認日:2026年9月18日

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