防災グッズ 本当に必要なもの|備蓄率27.5%の盲点と必要数の計算式
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防災グッズ 本当に必要なもの|備蓄率27.5%の盲点と必要数の計算式

まな先生解説
こころ質問
すい要点整理

結論:まず何をすべきか?最優先は携帯トイレの個数確定です

なぜ水や食料より先にトイレなのですか?

今日中にできる3ステップ

  1. 家族の人数 × 5個 × 3日 = 最低必要個数を電卓で出す(4人なら60個)
  2. 押し入れの在庫を数え、差分をメモする
  3. 差分のうち、まず3日分を注文する。余裕があれば7日分(4人なら140個)まで伸ばす
注意

携帯トイレは「便器にかぶせて使う袋+凝固剤」が基本形です。断水中に水を流して代用しようとすると、後述のとおり集合住宅では下階への漏水事故につながる恐れがあります。まず個数を確保してください。

防災グッズ本当に必要なものリスト|必要量ぜんぶ計算表(1週間版)

防災グッズ本当に必要なものリスト|必要量ぜんぶ計算表(1週間版)
品目公的計算式根拠出典一人暮らし(1人)夫婦(2人)4人家族(大人2+子2)離れて暮らす高齢親1人に送る分
①飲料+調理水3L×7日×人数農林水産省 aff 2016年9月号21L42L84L21L(2Lボトル×11本相当)
②主食(米・アルファ米)1食0.5合(75g)換算/米2kg=約27食農林水産省 aff 2016年9月号米2kg(約27食)で足りる米2kg×2袋米2kg×3袋+アルファ米米2kg1袋+湯不要のアルファ米
③カセットボンベ6本×1週間×人数(1本約60分)農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」関連6本12本24本6本(コンロ本体の使用可否を要確認)
④携帯トイレ5個×7日×人数(3日なら5×3×人数)内閣府ガイドライン/東京都(2025)35個(3日=15個)70個(3日=30個)140個(3日=60個)35個(親宅に置く)
⑤トイレットペーパー1ロール×1週間×人数(約1か月分推奨)経済産業省「トイレットペーパーを備蓄しましょう!」4〜5ロール8〜10ロール16〜20ロール4〜5ロール
⑥常備薬7日分+お薬手帳のコピー農林水産省「要配慮者のための食品ストックガイド」等7日分7日分×2人7日分×4人(子の解熱剤も)7日分+手帳コピー+服薬メモ
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水と食料は「3日」か「1週間」か

補足

米は水と熱源があれば強力な備蓄食です。農林水産省 aff 2016年9月号によると、米2kg(1袋)は約27食分になります。乾麺・レトルト・缶詰と組み合わせれば、特別な非常食を大量に買わなくても1週間分は組めます。

ローリングストックで「賞味期限切れ」を防ぐ

主な原因を深掘り|なぜ「必要なもの」を買い間違えるのか

原因1:リストは品目までしか教えてくれない

原因2:時間軸の視点が抜けている

経過時間起きること最優先の備え
0〜3時間揺れ・停電・安否確認。能登町調査では54.7%がこの時間内に尿意明かり(ヘッドライト)、携帯トイレ、スマホの電池
3時間〜3日断水・停電が継続。支援物資は届きにくい水3L/日、携帯トイレ5個/日、常温で食べられる食品
3日〜1週間物流と生活の立て直し。衛生環境が悪化カセットボンベ、トイレットペーパー、ウェットシート、常備薬
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出典:日本トイレ研究所調査(東京新聞2026年7月2日報道)、農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」(2024年)

原因3:情報源にポジションがある

注意

「いらないもの」の判断は、住居・避難方針・同居者で変わります。他人のランキングをそのまま採用せず、次章の判定チャートで自分の条件に当てはめてください。

原因別の見分け方|そのグッズ、あなたには本当に必要か判定チャート

品目判定根拠(1行)
携帯トイレQ1②×Q2A=必須 / それ以外も原則必須高層階は排水管の安全確認前に流せず、代替手段がないため
ヘルメットQ1③=必須 / Q1②(RC造)=条件付き木造密集地域は倒壊物・落下物リスクが高いため
ポータブル電源在宅避難×医療機器・乳幼児あり=必須 / 避難所前提=不要避難所には電源があることが多く、重量が持ち出しに不向きなため
手回しラジオ20,000mAhモバイルバッテリー×2個保有=不要 / FM非対応スマホ=条件付き必須情報取得はスマホで代替可、ただしラジオ機能の有無で分岐するため
ヘッドライト全条件=必須両手が空くため。片手がふさがる懐中電灯は作業に不向き
寝袋Q2A(在宅)=不要(布団がある) / Q2B(避難所)=条件付き自宅の寝具が使えるかで価値が変わるため
テントQ1①(庭あり)×車中泊想定=条件付き / Q1②=不要集合住宅では設営場所がないため
ロープQ1①×自力での救助・固定を想定=条件付き / 一般家庭=不要使う技術と場面が限定されるため
コンパスほぼ全条件=不要生活圏の避難は地図アプリと事前の徒歩確認で足りるため
浄水器井戸・河川が近い戸建て=条件付き / 都市部マンション=不要原水がなければ機能せず、備蓄水のほうが確実なため
カップ麺熱源(カセットコンロ)保有=条件付き可 / 熱源なし=不要湯がなければ食べにくく、水戻しは時間と食味の難があるため
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マンション5階以上の在宅避難が最大の分岐です

具体的な解決方法|今日から1週間でそろえる手順

  1. 必要量を計算する(15分) — 前掲の計算表に家族の人数を当てはめ、6品目の必要量を紙に書き出します。
  2. 携帯トイレを買う(当日) — 3日分(1人15個)を最優先。日本トイレ協会の規格適合品を選ぶと性能表示の裏付けがあります。
  3. 水を確保する(2日目) — 2Lペットボトル中心に。4人家族の1週間分84Lは2L×42本=6本入り7ケースが目安です。玄関・寝室・車と分散保管すると取り出しやすくなります。
  4. 食料と熱源を整える(3〜4日目) — 米・レトルト・缶詰でローリングストック。カセットコンロ本体とボンベ(4人1週間で24本)をセットで用意します。
  5. 明かり・情報・衛生(5日目) — ヘッドライト人数分、モバイルバッテリー、ウェットシート、トイレットペーパー(1人1週間1ロール、約1か月分推奨)。
  6. 補助金を確認する(6〜7日目) — 自治体名+「防災用品 補助金」で検索します。

自治体の購入補助金を使えば実費が下がります

補足

制度は年度・予算・受付期間で変わります。申請前に、必ずお住まいの自治体の公式ページで対象品目・期間・申請方法をご確認ください。「購入後に申請」型が多く、領収書とレシートの保管が条件になることが一般的です。

収納は「分散」が基本です

携帯トイレは100均でもいい?買う前チェック表

種類日本トイレ協会 規格適合凝固剤の保存期間吸収・防臭性能の表示1回あたり実質単価の見方便器以外(車中泊・屋外)での使用補助金の対象
100円ショップの携帯トイレ原則なし表示がない製品もある表示なしが多い税込価格÷入数で算出。入数が少なく割高になる場合あり製品による(袋の強度と容量を要確認)自治体により対象外の場合あり
ホームセンターの汎用セット製品により異なる5年程度が中心一部表示あり大容量パックは1回あたりが下がりやすい可の製品が多い対象になりやすい
日本トイレ協会 規格Ver.1.0 適合品あり(推奨マーク)5〜15年(防災製品等推奨品で常温未開封15年の例)構造・吸収性能・表示が必須、防臭は任意項目単価は高めだが性能の裏付けがある適合品は使用条件が明記される対象になりやすい
自治体補助金の対象品自治体の指定による指定による指定による補助適用後の実質単価で比較する指定による対象(上限額あり)
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出典:一般社団法人日本トイレ協会「携帯トイレに関する規格適合評価」(規格Ver.1.0、適合製品リストは2026年5月27日更新)

品質を見分ける4つの評価項目

100均で買ってよいもの/慎重に選ぶもの

ケース別の対処|一人暮らし・4人家族・離れて暮らす高齢の親

一人暮らしの場合

4人家族(大人2+子ども2)の場合

離れて暮らす高齢の親の場合

  1. 送る — 常備薬7日分に加え、お薬手帳のコピー(または服薬内容の写真)を防災袋に入れておきます。親が自分で説明できない状況を想定した備えです。
  2. 置く — 親宅に携帯トイレ35個(1週間分)を置きます。高齢になるほどトイレの回数と移動の負担が増えるため、寝室近くに置くのが実用的です。
  3. 練習する — 災害用伝言ダイヤル(171)・災害用伝言板(web171)は毎月1日・15日などに体験利用日が設定されています(NTT東日本、2025年)。平時に一度かけてみるだけで、当日の成功率が大きく変わります。
注意

持病のある方の常備薬は、種類によって備蓄可能な日数や保管条件が異なります。備蓄量については、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

予防・再発防止のコツ|「買って終わり」にしない年2回の点検

点検日を「防災の日」と「年度替わり」に固定する

  1. 食料と水の賞味期限を確認し、期限が近い分を今週の食卓に回す
  2. 懐中電灯・ヘッドライト・ラジオの電池を入れ替え、点灯を確認する
  3. 携帯トイレの凝固剤の保存期間(5〜15年)と個数を数え直す
  4. 家族構成の変化(子の成長、親の同居、ペット)に合わせて品目を足す
  5. 171の体験利用日(毎月1日・15日など)に家族で1回練習する

「使ったことがある」状態にしておく

専門家・公的情報の見解|数字はどこを見ればよいか

「トイレの平均的な使用回数は1日5回を一つの目安として、備蓄や災害時用トイレの確保計画を作成することが望ましい」— 内閣府(防災担当)「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」(平成28年4月策定・令和4年4月改定)

  • 内閣府「防災に関する世論調査(令和7年8月調査)」(2025年、速報値は同年10月17日公表、確報の集計表は同年12月24日掲載) — 備蓄率の全国データ
  • 農林水産省「家庭備蓄ポータル」「災害時に備えた食品ストックガイド」(2024年) — 水・食料の必要量と要配慮者向けガイド
  • 経済産業省「トイレ備蓄 忘れていませんか」(2025年) — 携帯トイレ35回分・トイレットペーパー1か月分の目安
  • 一般社団法人日本トイレ協会「携帯トイレに関する規格適合評価」(規格Ver.1.0) — 適合製品リスト(2026年5月27日更新)
  • 東京都「もしもの時に困らないトイレの備蓄」(2025年9月) — 都民の備蓄率約23%、2030年度までに50%の目標

行政の体制も変わりつつあります

補足

東京都の広報(2025年9月)によると、首都直下地震では発災後1週間以内に最大約5万7千基のトイレが不足すると想定されています。公的な支援が届くまでの時間を、家庭の携帯トイレで埋める必要があるという意味です。

やってはいけないNG対応

NG1:排水管の安全確認前にトイレを流す

NG2:持ち出し袋を詰め込みすぎる

NG3:ランキングをそのまま真似る

NG4:期限と電池を放置する

注意

本記事の数値は、記載した公的資料の公表時点の内容にもとづくものとされています。制度・補助金・被害想定は更新されることがあります。実際の備えを決める際は、お住まいの自治体および各省庁の最新情報をご確認ください。

まとめ|次にやること

よくある質問

防災グッズ 本当に必要なもの ランキングの1位は何ですか?

防災グッズ 本当に必要なもの 100 均でそろえてよいですか?

防災グッズ 本当に必要なもの イラストや図解はどこで手に入りますか?

携帯トイレは3日分と1週間分のどちらをそろえるべきですか?

防災用品の購入に補助金は出ますか?

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