真夏に停電したら、『涼しい場所への移動』『水分・塩分の補給』『首・脇の下の冷却』の3つを最優先し、復旧まで数時間以上かかりそうなら早めの避難を検討する——これが夏の停電対策の結論です。
総務省消防庁(2025)によると、2025年5〜9月の熱中症による救急搬送者は100,510人と、調査開始(2008年)以降初めて10万人を超えました。約57%が65歳以上の高齢者で、発生場所は住居が38.1%と最多です。エアコンが止まった閉め切りの室内は短時間で危険な暑さになり得るため、『屋内だから安全』とは言えません。
さらに気象庁(2026)は、2026年7月中旬・下旬の西日本の平均気温が1946年の統計開始以降で最も高い記録になったと発表しました(8月2日時点で最高気温40℃以上の地点は延べ27地点)。猛暑と停電が重なる事態は、もはや例外ではありません。
本記事では、『停電が何時間続くか』×『誰を守るか(高齢の親・乳幼児・ペット)』の2軸で、在宅で粘るか避難するかの判断基準と、必要な装備の逆算方法を、公的な一次情報に基づいて解説します。
真夏に停電したらまず何をすべきか?【最初の30分の行動】
真夏に停電したら、復旧見込みを確認しつつ最も涼しい場所へ移動し、水分・塩分補給と体の冷却を始めます。
エアコンの復旧をじっと待つ『我慢』が最も危険な選択になりがちです。次の7つを順番に行ってください。
- 停電情報の確認: 契約している電力会社の公式アプリ・Webサイトで、停電範囲と復旧見込みを確認します。
- 涼しい場所の確保: 直射日光が入らない北側・1階・風通しのある部屋へ移動します。
- 水分・塩分の補給: 水や麦茶に加え、塩飴や経口補水液を少量ずつ摂ります。
- 体の冷却: 保冷剤や凍らせたペットボトルをタオルで包み、首・脇の下・太ももの付け根に当てます。
- 冷蔵庫の開閉を最小限に: 中の保冷剤と冷気を『冷却資源』として温存します。
- 家族の状態確認: 高齢者・子どもに声をかけ、顔色・汗のかき方・受け答えを確認します。
- 避難の判断: 復旧まで数時間以上かかりそうなら、後述のフローチャートで在宅か避難かを判断します。
熱中症のリスクは『暑さを我慢した時間』に比例して高まるとされています。復旧見込みが不明なら、体調が悪くなる前に涼しい場所へ移る判断が有効です。
停電は何時間続く?規模と時間軸で変わる夏の停電対策

数時間の局地停電と数日以上の広域停電では、必要な備えが桁違いです。出発点は復旧見込みの確認です。
電柱の局地的なトラブルであれば数十分〜数時間で復旧することが多い一方、台風などによる広域停電は日単位に及びます。経済産業省(2020)によると、2019年の台風15号では関東全域で最大約93万戸(うち千葉県約64万戸)が停電し、送配電設備の被害により復旧までおおむね2週間を要しました。『数時間しのげば戻る』前提の対策だけでは足りないことが分かります。
また経済産業省(2026)の2026年度夏季の電力需給対策によると、全エリアで予備率3%を確保できる見通しのため政府の節電要請は実施されませんが、広域予備率5%未満で『電力需給ひっ迫注意報』、3%未満で『警報』が発令される運用が続いています。火力発電所が東京湾・太平洋沿岸に集中する災害に脆弱な供給構造も明記されており、台風時の大規模停電リスクは残っています。
- 局地停電(〜数時間): 在宅クールダウンで乗り切る想定で対応します。
- 広域停電(復旧未定): 保冷剤・水・電源という冷却資源を温存しながら、早めに避難先の確保へ切り替えます。
在宅で粘るか避難するか?停電時の避難判断フローチャート
復旧見込み・室温と同居者・時間帯の3つの分岐で、在宅か避難かを事前に決めておくと迷いません。
``` 【分岐①】電力会社の停電情報アプリ・サイトで復旧見込みを確認 ├─ 30分以内に復旧見込み → 在宅待機(冷却しながら待つ) ├─ 数時間かかる見込み → 冷却しながら様子見 → 分岐②へ └─ 復旧未定・広域停電 → 避難準備を開始して分岐②へ
【分岐②】室温と同居者を確認 ├─ 室温31℃以上 → 即避難を検討 ├─ 高齢者・乳幼児・ペットがいる → 室温にかかわらず早めに避難を検討 └─ 健康な大人のみ・室温が上がりきっていない → 在宅クールダウン継続
【分岐③】時間帯を確認 └─ 夜間・就寝前の停電 → 気づきの遅れを前提に、一段早めの判断に切り替える
【出口(行き先)の3択】 A. 在宅クールダウン(体の冷却+少量ずつの水分塩分+風の通り道) B. クーリングシェルター・営業中の商業施設 ※広域停電時は施設側も停電している可能性あり。移動前に電話で開設確認 C. 親戚宅・車内冷房 ※ガソリン残量を確認。閉め切った車庫でのアイドリングは一酸化炭素中毒の危険があり厳禁 ```
クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)とは、改正気候変動適応法に基づき市区町村が指定する、冷房の効いた一時避難施設です。政府広報オンライン(2024)によると、2024年4月24日から『熱中症特別警戒アラート』の運用が始まり、発表時にはクーリングシェルターが一般開放されます。
環境省の暑さ指数(WBGT)では31以上が『危険』とされています。室温はWBGTと同一の指標ではありませんが、本記事では分かりやすさを優先し、温湿度計の室温31℃を『即避難検討ライン』の目安とします。持病や体調によっては、より低い温度で移動すべき場合もあります。
広域停電では『避難先も停電している』事態が起こり得ます。B案とC案を同時に考え、移動前の電話確認を習慣にしてください。
夏の停電の暑さ対策:エアコンなしで体温を下げる方法
暑さ対策の基本は、太い血管の冷却・少量ずつの水分塩分補給・風と日射のコントロールの3本柱です。
体を直接冷やす:太い血管と気化熱を使う
冷却効率が高い部位は首・脇の下・太ももの付け根です。保冷剤や凍らせたペットボトルをタオル越しに当てます。濡らしたタオルで体を拭き、うちわや扇風機で風を送ると気化熱で体温が下がります。霧吹きで肌を湿らせてから扇ぐ方法も有効とされています。
飲む量と経口補水液の目安
水分はコップ1杯(150〜200ml)を1時間ごとなど、少量をこまめに摂るのが基本です。大量に汗をかいた場合は塩分も必要で、経口補水液が適しています。東京曳舟病院の紹介する応急的な作り方は水1Lに砂糖40g+食塩3gで、作り置きは24時間以内に消費します。腎臓病・高血圧などで塩分制限のある方は、主治医の指示を優先してください。
風と日射をコントロールする
対角線上の窓を2カ所開けて風の通り道を作り、すだれや遮光カーテンで日射を遮ります。ただし外気温が室温より高い日中は、窓を大きく開けると熱気が入って逆効果になることがあるため、温度計で外気温と室温を比べて判断します。
冷蔵庫・冷凍庫は停電で何時間もつ?夏の保冷剤の使い方
パナソニック公式FAQ(2024)によると、ドアを開けなければ冷蔵庫の冷えは約2〜3時間保てます。
冷凍室は中身が詰まっているほど長く保冷が続くとされますが、機種や室温による差が大きいため、真夏は過信しないのが原則です。使い方のポイントは次の3つです。
- 開閉を最小限にして冷気を温存する。
- 熱中症の危険を感じたら、保冷剤・凍結ペットボトルは食品より体の冷却に優先して使う。食品の傷みより体の安全が優先です。
- 溶けかけの冷凍食品は保冷材の代わりになる。停電が長引いた食品は復旧後に状態を確認し、不安があれば処分する。
ポータブル電源の必要容量早見表:エアコンは動かせる?
必要容量は消費電力(W)×使用時間(h)÷0.85(変換効率)で逆算します。エアコンの稼働は現実的ではありません。
『あると安心』で選ぶと容量を外します。動かしたい機器と時間から逆算してください。
| 機器(消費電力の目安) | 8時間 | 24時間 | 72時間 | 対応する容量帯・価格帯の目安 |
|---|---|---|---|---|
| DC扇風機(20W) | 約190Wh | 約570Wh | 約1,700Wh | 8時間なら〜500Whクラス(目安3〜6万円) |
| ACサーキュレーター(30W) | 約280Wh | 約850Wh | 約2,540Wh | 24時間なら〜1,000Whクラス(目安7〜15万円) |
| 冷風扇(50W) | 約470Wh | 約1,410Wh | 約4,240Wh | 24時間なら2,000Whクラス〜(目安15万円〜) |
| 冷蔵庫(100W) | 約940Wh | 約2,820Wh | 約8,470Wh | 1,000Whクラス〜。定格出力(W)も要確認 |
| スポットクーラー(250W) | 約2,350Wh | 約7,060Wh | 約21,180Wh | 2,000Whクラス〜でも実用は8時間前後が上限目安 |
| スマホ充電(15W) | 1回(約2時間)あたり約35Wh | — | — | どの容量帯でも対応可 |
| 壁掛けエアコン | — | — | — | 起動電力が大きく一般的なポータブル電源では現実的でない。スポットクーラー・扇風機+体の冷却に切り替える |
※価格帯は2026年8月時点の大まかな市場の目安で、メーカーやセール時期により大きく変動します。
扇風機とスマホ充電だけなら300〜500Whクラスで十分です。『冷やす機器を何時間動かすか』を先に決めてから容量を選ぶと、過不足がなくなります。
別居の高齢親を守る『停電×猛暑』事前設定チェックリスト
停電によるエアコン喪失は高齢者に致死的です。帰省時に済ませる10項目の事前設定で危険を減らせます。
東京大学大学院医学系研究科・東京都監察医務院(2025)によると、東京23区の屋内熱中症死亡1,295例のうち、エアコンを適切に使えず死亡に至ったと考えられる事例は213例(16.4%)で、うち129例は『エアコンが故障して使えなかった』事例でした。停電は、この『エアコンが使えない状態』を強制的に作り出します。本人任せにせず、子側が親宅に仕込んでおく対策が有効です。
- [ ] ① エアコンの停電自動復帰機能の有無を確認する(室内機側面のラベルで型番を控え、メーカーサイトのFAQで調べる。非対応機種は復旧後に運転再開の声かけを前提にする)
- [ ] ② 冷凍庫に保冷剤+凍結ペットボトルを常備する
- [ ] ③ 停電時も使える連絡手段を確認する(光回線の固定電話やコードレス親機は停電で使えないことが多い)
- [ ] ④ 見える場所に温湿度計を設置する
- [ ] ⑤ 経口補水液・塩分タブレットの置き場所を親子で共有する
- [ ] ⑥ 電力会社の停電情報通知を子のスマホにも登録する
- [ ] ⑦ 自治体のクーリングシェルターの場所を親子で共有する
- [ ] ⑧ 近所・民生委員の連絡先を交換しておく
- [ ] ⑨ 乾電池式扇風機とモバイルバッテリーを配備する
- [ ] ⑩ 『室温31℃になったら○○(近所の施設名)へ行く』という行動ルールを合意する
停電時の電話確認は『受け答えが普段どおりか』『部屋の暑さ(温湿度計の数値)』『水分を摂ったか』の3点です。連絡がつかない・様子がおかしい場合は、近隣の親族や自治体の地域包括支援センターに訪問を依頼し、緊急性が高ければ離れた場所からでも親の住所地を管轄する119番に通報できます。
乳幼児・ペットがいる家庭の夏の停電対策
乳幼児は体温と汗のこまめな確認、ペットは電気に頼らない冷感グッズと飲み水の確保が基本です。
乳幼児のいる家庭
乳幼児は体温調節機能が未熟なうえ、身長が低いため地面からの照り返しの影響も強く受けます。首の後ろや背中に手を入れて汗と体温を確認し、授乳・水分をこまめに与えます。ベビーカーでの移動は路面の熱に注意し、短時間でも子どもを車内に残すことは避けてください。避難判断は大人基準より一段早め(フローチャート分岐②)が原則です。
夏の停電でペットはどう守る?(犬・猫の暑さ対策)
犬や猫は人のように全身で汗をかいて体温を下げることができず、暑さに弱いとされています。停電時は次の順で対応します。
- 保冷剤をタオルで包んだ寝床やアルミプレートなど、電気に頼らない冷感グッズを用意する
- 飲み水を複数箇所に置き、凍結ペットボトルをケージ脇に置く
- 家の中で最も涼しい部屋(北側・1階)へケージごと移動する
- 留守中の停電に備え、外出前の遮光+風通し+多めの水を習慣にする
- 避難先がペット同伴可か事前に確認する(クーリングシェルターや商業施設は同伴不可の場合があります)
- 車内に残すことは短時間でも避ける
熱中症のサインは?重症度別の見分け方
めまいや立ちくらみは軽症、頭痛・吐き気は中等症、呼びかけに応じない場合は重症でただちに119番です。
日本救急医学会の分類では、熱中症は重症度によりI〜III度に分けられます。
| 重症度 | 主な症状 | 対応 |
|---|---|---|
| I度(軽症) | めまい・立ちくらみ・こむら返り・大量の汗 | 涼しい場所で冷却と水分・塩分補給。必ず誰かが付き添って経過観察 |
| II度(中等症) | 頭痛・吐き気・強いだるさ・集中力の低下 | 医療機関の受診を検討。自力で水が飲めない場合は受診 |
| III度(重症) | 意識がおかしい・けいれん・まっすぐ歩けない・体が熱い | ただちに119番。救急車の到着まで全力で体を冷やす |
判断に迷ったときは『呼びかけに応じるか』『自力で水を飲めるか』の2点を確認します。反応が鈍い場合は119番、飲めない・むせる場合は医療機関へ。意識がはっきりしない人に無理に飲ませるのは危険とされています。
停電中は救急要請の判断も遅れがちです。『意識がおかしい』と感じたら様子見をせず119番へ。判断に迷う場合は救急安心センター(#7119、未実施の地域あり)に相談できます。
停電に必要なものは?夏仕様の備蓄リスト
夏の停電に必要なものは、飲料水1人1日3L×3日分と、電気に頼らない冷却手段2つ以上が基本です。
内閣府の防災情報では、飲料水は1人1日3Lを目安に最低3日分、できれば1週間分の備蓄が推奨されています。夏はこれに『冷やす手段』を上乗せします。
| 備蓄品 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 飲料水 | 1人1日3L×3日分以上 | ローリングストックで期限切れを防ぐ |
| 経口補水液 | 1人2〜3本 | 大量発汗時用。粉末タイプは軽く保管しやすい |
| 保冷剤・凍結ペットボトル | 冷凍庫に常備 | 停電時は体を冷やす道具に転用できる |
| 乾電池式扇風機 | 1人1台+予備電池 | 濡れタオルと併用すると効果が上がる |
| モバイルバッテリー | 10,000mAh以上 | 情報収集と安否連絡の生命線 |
| ポータブル電源 | 早見表で逆算 | 動かす機器×時間から容量と定格出力を決める |
| 温湿度計 | 各居室に1つ | 感覚でなく数値で危険を判断する |
| すだれ・遮光カーテン | 西日の窓に | 停電前からの室温上昇を抑える |
物以外では、クーリングシェルターの場所の確認、電力会社の停電情報アプリの登録、『停電が2時間を超えて復旧見込み不明なら○○へ移動する』という家族ルールの共有が重要です。
やってはいけないNG対応
最も危険なのは発電機の屋内使用と、暑い室内で復旧をじっと待ち続ける我慢の継続です。
- 発電機を屋内・玄関・閉め切ったガレージで使う: 排ガスによる一酸化炭素中毒の死亡事故が起きており、消費者庁やNITEが屋外での使用を強く呼びかけています。
- 高温の室内で扇風機の風だけに頼り続ける: 気温が35℃を超えるような環境では、扇風機だけでは体温上昇を防げない恐れがあると米CDCなどが指摘しています。濡れタオルとの併用か移動を優先します。
- アルコールやカフェインの多い飲料で水分補給する: 利尿作用により、かえって脱水を進める恐れがあります。
- 子どもやペットを車内に残す: 停車中の車内は短時間で危険な温度に達します。
- 冷蔵庫を何度も開け閉めする: 冷気が逃げ、保冷剤も早く溶けます。
- 意識がもうろうとした人に無理に水を飲ませる: 誤嚥の危険があります。体を冷やしながら救急車を待ちます。
- 『復旧まで待とう』と我慢を続ける: 復旧予定時刻は前後することが多く、待つ時間の分だけリスクが積み上がります。
NG対応の多くは『節約・我慢・善意』から起こります。停電時は『安全>節約』を家族の合言葉にしてください。
まとめ:今日からできる3つの行動
夏の停電対策は、『何時間続くか』×『誰を守るか』の2軸で事前に決めておくことでリスクを大きく下げられます。
- 今日: 冷凍庫に凍結ペットボトルと保冷剤を常備し、各部屋に温湿度計を置き、『室温31℃になったら動く』を家族で合意する。
- 今週: クーリングシェルターの場所を確認し、停電情報アプリを登録。別居の親とはチェックリスト10項目を共有する。
- 今月: 水3L×人数×3日分と乾電池式扇風機・モバイルバッテリーを点検。ポータブル電源は早見表で容量を逆算してから検討する。
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次に読むと、この記事の判断がしやすくなります。
よくある質問
停電中、扇風機やハンディファンだけで熱中症は防げますか?
風だけでは不十分な場合があります。特に室温が体温に近い環境では、濡れタオルや霧吹きで肌を湿らせ、気化熱と組み合わせることが推奨されています。それでも暑さがつらい場合は、涼しい施設への移動を優先してください。
ポータブル電源でエアコンは動かせますか?
壁掛けエアコンは起動時の電力が大きく、一般的なポータブル電源での稼働は現実的ではありません。スポットクーラー(250Wクラス)でも8時間で約2,350Whが必要で、2,000Whクラスの大容量機が前提になります。現実的には扇風機・冷風扇+体の冷却に切り替えることをおすすめします。
夜間に停電したら、眠るときはどう対策すればよいですか?
風通しの良い部屋で、保冷剤を首や脇の下に当てて休むのが基本です。枕元に飲み物を置き、朝に家族間で体調を確認し合ってください。長時間の外出や避難で家を空ける場合は、復旧時の通電火災を防ぐためブレーカーを落とす選択肢もあります。また、停電自動復帰機能のないエアコンは復旧後に手動での運転再開が必要な点に注意してください。
真夏に停電したら、在宅と避難はどこで線引きすればよいですか?
復旧見込みが数時間以上または未定で、室温31℃以上か、高齢者・乳幼児・ペットがいる場合は避難を検討します。本文のフローチャートのとおり、復旧見込み→室温と同居者→時間帯の順に確認すると迷いません。広域停電時は避難先が開いているか電話確認してから移動してください。
遠方に住む高齢の親が停電地域にいます。何ができますか?
まず電話で『受け答え・部屋の暑さ・水分』の3点を確認してください。連絡がつかない、または会話の様子がおかしい場合は、近隣の親族や自治体の地域包括支援センターに訪問を依頼し、緊急性が高ければ親の住所地の119番に通報します。平時にチェックリスト10項目を済ませておくと、停電時にできることが大きく増えます。
停電したら冷蔵庫の保冷剤や食品はどう使えばよいですか?
開閉を最小限にして冷気を保つのが第一です。そのうえで、熱中症の危険を感じたら保冷剤や凍結ペットボトルは迷わず体の冷却に使ってください。食品の傷みより体の安全が優先です。冷凍食品は溶けかけでも保冷材の代わりになります。
本記事は公的機関の公開情報に基づく一般的な情報提供であり、診断や治療に代わるものではありません。体調に不安があるときは、医師・薬剤師、救急安心センター(#7119)、かかりつけ医に相談してください。
最終確認日: 2026年8月16日




